現代日本社会は、公民を問わず、サラリーマンの割合が87%だという。

ということは、労働者の9割弱が、組織で働いているということで、組織
で働くということは、安定感(毎月、決まってお給料がある)があるものの、
独特の生き苦しさも、ある、

昔から、「すまじきものは宮仕え」というではないか。

だから、サラリーマンたるもの、組織で働くことに関して、たいてい一家言
があるが、つらい思いをするのは、意に反する、異動ではないかと思う。

その最たるものが、いわゆる「左遷」だが、主観的なものでもあり、きちんと
論じられてこなかった。

それを、新書で、正面から扱った著者を、良しとしたい。

早速、惹句を紹介しますね。

“左遷という言葉は「低い役職・地位に落とすこと」の意味で広く用いられる。
当人にとって不本意で、理不尽と思える人事も、組織の論理からすれば筋が
通っている場合は少なくない。”

“人は誰しも自分を高めに評価し、客観視は難しいという側面もある。本書では
左遷のメカニズムを、長期安定雇用、年次別一括管理、年功的な人事評価と
いった日本独自の雇用慣行から分析。組織で働く個人がどう対処すべきかも
具体的に提言する。 ”