引退後に監督かコーチに就任したかったとか、西武から巨人へ移り引退はオリックス、いきなり監督の可能性は薄いし、コーチになるにも経験不足は否めない。解説者など外から野球を学び直し、招聘されるのを待つのが普通だけど、天才と崇められた存在故に疎外感を覚えたのかな。野球漬けの人生にしても、人として学ぶ機会を得られなかったか。

人生は山在り谷在り、平坦な道ばかりは続かないと、思うのは私が凡人だからかも。高校時代から逸材と囃し立てられ、プロ球界でも新人で四番を任せられ、年俸は常に最高位を争っていた。意見する人もいたろうが、それ以上に甘い囁きが多くて、いつしか自分自身も勘違い。挫折が少ないからこそ、一度転べば致命傷、決して他人事じゃないよね。

求刑は2年6ヶ月、初犯もあって執行猶予の予測。それが本人の為になるか微妙、実刑判決で覚醒剤の届かない場に収監されたほうが、生まれ変われる確率は高いような気もする。だけど酒精中毒患者などは、入院中に一切酒を断っても、退院後に溺れて再入院。本人がどれだけ本気で更生を望むか、どれだけ難しいにしても、そこが原点なのかも。

覚醒剤の怖さは依存性の高さとか、周辺に思い当たる人はいないけど、禁酒を誓っては破り続ける人はいる。それでなくとも財産はあるだろうし、積み重ねた実績も揺るぎないから、誘惑は間断なく続くだろう。仏門を叩き修行する覚悟、清原氏にあるや否や。往年の活躍を知るファンとしては、真夏のグランドで心の底から笑う清原氏を観たい。