昨夜は職場の忘年会でした。
アッと言う間に盛り上がって、楽しい酒飲みでした。
最近馴染みになった店があります。
馴染みと言うのは、元々は遊郭の言葉のようです。
江戸時代、吉原に太夫と呼ばれる高級な女性がいた頃は、
初めての客には離れて座って、口もきかず、飲食もしませんでした。
これを初会と言いますが、太夫が客を見分していたのかも知れません。
2回目は裏を返すと言って、距離が近くはなりますが、基本的に初会と同じです。
3回目にようやく馴染みとなって、話をしたり飲食もして、床入となります。
そのお店は馴染みになったのですから、もう何回か行っています。
今日も行って来ました。
多分、後期高齢者かなと思うような女性が1人で切り盛りされている店で、
小上がりの座敷に4人掛けのテーブルが2つにカウンターに5席ほどですから、
12・3人で満員になるような小さな店です。
かつては居酒屋だったような感じですが、現在は基本的に昼だけの営業のようです。
そのご主人に、初会の時に、名刺を持っているか訊かれました。
その時は持っていなかったので、裏を返した時に名刺はお渡ししましたが、
いかにも昔の飲み屋さんと言う感じだと思いました。