土・日に出張仕事があったので、本日は、代休をとって、ふだん休日
に行っているように、さきほどまで新宿にいたが、やはり街の表情は
平日と休日は違う。

ただ、変わらないのは、外人の多さで、アジア系、欧米系の人たちに
たくさん会った。

このインバウンド客は消費するわけだから、街が潤っていることは確かだ。

さてさて、本書でしたね。

最近、また、田中角栄ブームになっているようで、書店の店頭でたくさん
本をみかける。

本書も、書店店頭のPOPでは、70万部のベストセラーらしい。

石原慎太郎は、若年の国会議員の頃、田中角栄を金権政治の権化として、
追及した男だが、晩年のこの期に及んで、田中角栄を主人公にした、
モノローグのこの小説を、書くに及んだ。

若気の至りというか、内心忸怩というか、政治家としての田中角栄のことを
書かねば、寝覚めが悪かったのだろうと思う。

ちょっと長いが、惹句を紹介しますね。

“反田中の急先鋒だった石原が、今なぜ「田中角栄」に惹かれるのか。幼少期
のコンプレックス、政界入りのきっかけ、角福戦争の内幕、ロッキード事件の真相、
田中派分裂の舞台裏、家族との軋轢…。毀誉褒貶相半ばする男の汗と涙で彩ら
れた生涯! ”

“強烈な個性をもったリーダーが不在の今、自らも政治家として田中角栄と相まみ
えた著者が、毀誉褒貶半ばするその真の姿を「田中角栄」のモノローグで描く意欲作。

数字に強い、駆け引きが上手い、義理人情を欠かさない。
それが高等小学校出の男が伸し上がる武器だった――。 ”

田中角栄の失脚の原因となった、ロッキード事件は、アメリカの頭越しに中国との
国交正常化を推し進めたりした、角栄が、アメリカの虎の尾を踏んだためだとの説も
あるが、とにかく、発想のスケールが違う政治家であったことは確かだ。