小説以外に面白い本を手に取っていただけだが、どおりで魂が
乾くわけだ。

なんといっても、小説は魂のビタミン剤だから。

で、手に取ったのが、本書だが、なんと初・重松清だった。

映像化された原作としてなら、TVドラマ「流星ワゴン」を観ていたので
その意味では2作目だが。

小説読みのマイミクさんから見れば、「信じられない」ほど、私の読む
小説のジャンルも、穴だらけだと思う。

さてさて、本書でした。

手に取るきっかけは、以下の惹句だった。

“昭和の子どもたちの人生は、やり直せる。
新たなるメッセージが溢れる最新長編。”

  • 昭島市 質屋
  • “元子役の映画監督・小松亘氏は週刊誌のインタビューで、かつて
    主人公として出演したドラマのロケ地だった団地の取り壊しと、団地に
    最後の一花を咲かせるため「たんぽぽプロジェクト」が立ち上がったことを知る。”

    “その代表者は初恋の相手、成瀬由美子だった……。少年ドラマ、ガリ版、片思い
    ――あの頃を信じる思いが、奇跡を起こす。”

    時空を超えるSF仕立て、亡くなった人を出し、家族の絆を描く、って、「流星ワゴン」
    とおんなじじゃないかと思った。

    でも、そこが、魂の奥に届くんですね。
    人がどこで感動するかのツボをびんびん刺激され、感動してしまう。

    この三大話って、同じ直木賞作家の浅田次郎さんとおんなじ。

    「鉄道員(ぽっぽや)」や「地下鉄(メトロ)にのって」も同じ手法が使われていた。